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書評:「音楽心理療法の力動〜転移と逆転移をめぐって〜」

この本は、精神力動指向の音楽療法士が執筆し、ケネス・ブルシアが編纂した本である。この本の目的についてブルシア(1998/2017 a)は、「音楽心理療法…において、転移と逆転移はどのように現れるか、現時点での洞察を提示すること」(p. 19)と述べている。転移とはとても簡単にいうと、臨床関係において、クライエントが過去の人間関係に基づく感情や思考パターンをセラピストとの関係に影響させることである。逆転移はこの逆で、セラピストが過去の人間関係に基づく感情や思考パターンをクライエントとの関係に影響させることである。これは従来の心理療法における概念であるが、音楽療法においてこの転移逆転移の対象は、クライエントとセラピストの二者間の関係以外にも存在する。それは音楽である。この第三の転移逆転移対象である音楽について取り扱った本書は、心理療法の文献においても重要な役割を持つと思われる。

もともと1998年にBarcelona Publishersより出版されたこの本が、2017年の日本において出版されたこともまた、日本の音楽療法にとってとても深い意義がある。翻訳者である小宮(2017)もその意義と意図についてまえがきで触れている。小宮は、日本では深層心理を探る音楽心理療法への潜在的ニーズはあるものの、精神力動に基づいた音楽療法への認知度も低く、それを専門にする教育機関も充実していないために、この本が日本でも手に取れるようにすることで、日本の音楽療法の幅の広がりを期待している。近年、音楽とイメージ誘導法(ガイデッド・イメジュリー・アンド・ミュージック、以下GIM)の実践家育成訓練(名古屋音楽大学、2016年6月28日)や、「精神分析的音楽療法」セラピスト養成講座(ドイツ音楽療法センター、n.d.)が開催されるなど、精神力動にその基盤を持つ音楽心理療法が活発になっている。その現代の日本においてこの本の日本語訳が出版されるのは大変に意義のあることである。

この本の重要性についてさらに述べると、この本はどのようにクライエントから転移を表してくるかということのみならず、どのように我々音楽療法士が逆転移をクライエント、そして音楽に表すかということに意識を向けさせてくれる。特に我々が音楽に対して抱く逆転移が、どのように療法に作用するのかを意識することは、倫理的側面から考えても極めて重要である。何故なら音楽に対する逆転移が療法のプロセスを汚染する可能性があるからである。ルクール(1998/2017)は「逆転移における審美性の役割」の章の中で、次のようにその危険性について言及している。

審美的指向のセラピーは、セラピストが自己愛的に補償の形式が欠如していることや、それを探していることが出てしまっているのかもしれない(…)。この場合音楽療法における音楽は、最初セラピストのニーズに答え、この補償への探索は自分自身のセラピーワークを行うことへのセラピストの抵抗の形式となりうる。患者とセラピストによる融合的な関係で共有される審美的な興奮は、至高体験のように、もしセラピストが患者と同じニーズを持つほどに職業的な距離を失った場合、過剰に自己愛的になりうる(p. 194)。

つまり、(音楽の)美的体験への自分のニーズ、または深い美的体験を他者と共有したいという音楽療法士側のニーズを、自らのセラピーで探索することをせず、他者の療法の場面で充足しようということが、療法のプロセスを汚染する逆転移の可能性を秘めているのである。このような逆転移についてどのように気づき、管理するかについては、ブルシアが第5章(「逆転移のサイン」)と第6章(「逆転移を明らかにし、取り扱うための技法」)で、また臨床例が書かれているその他の章において述べられている(1998/2017 b; 1998/2017 c)。特にタリー(1998/2017)とスカイビュー(1998/2017)、ブルシア(1998/2017 f; 1998/2017 g)の章は、逆転移について、本人の私的で誠実な内省を含めて多くの示唆を与えてくれるものである。

この本は大きく二つの部分に分けられる。前半には編纂者のブルシア自身が、精神力動における転移と逆転移、抵抗などの概念について詳述し、後半はそれらの概念が臨床においてどのように展開されるか、三つのアプローチの臨床家が論じる構成となっている。この本で扱われている三つのアプローチとは、即興演奏、歌、GIMである。即興演奏における力動については、ノードフ・ロビンズ音楽療法からタリーが、分析的音楽療法からはスカイビューが執筆している。歌については、ノラン(1998/2017)やボーカル・サイコセラピー(即興的な歌唱技法)のオースティン(1998/2017)が執筆している。GIMからは、サマー(1998/2017)やブルシア自身も執筆している(1998/2017 d; 1998/2017 e; 1998/2017 f; 1998/2017 g)。またヴェネゼーラのチュマッセイロ(1998/2017 a; 1998/2017 b)、フランスのルクール、カナダのアイゼンベルグ・グルゼダ(1998/2017)、合わせてデンマークの背景を持つスカイビューも執筆しており、アメリカ以外の視点も含まれている。

この本で特筆すべきは、ハドリー(1998/2017)とペッリテッリ(1998/2017)の章において、彼らが「クライエント」として受けた音楽療法セッションにおける転移反応について内省、分析していることだ。彼らは音楽療法士であり、これらの反応は個人的なものに過ぎないが、彼らの反応は音楽心理療法を受けるクライエントが持ちうる転移反応を具体的に表している。ハドリーはノードフ・ロビンズ音楽療法と分析的音楽療法を受けて、ペッリテッリはGIMを受けての転移反応について考察しており、この本を通して三つのアプローチの転移逆転移の両側面に触れることができる。ただ彼らの章や、前述のタリー、スカイビュー、ブルシア(1998/2017 f; 1998/2017 g)の章を読む上で読者が心に留めておかなければならないのは、彼らの自己開示はこの本がもたらす学術的意義のために葛藤の中で行われているものであり、実践家としてのあり方に対する評価や批判の対象にするものではないということである。

              この本がターゲットとしている読者は、大学で音楽療法やその関連領域についての学びを終え、さらに音楽を精神力動指向の療法に用いることを望んでいる人である。端的にいうと大学院やそれ以上のレベルの本である。つまり精神力動や、音楽療法にある程度触れた経験がある人であれば理解できるが、全く音楽療法に触れたことのない人が手にして容易に理解できる内容ではない。この本の前半で、精神力動の構成概念や、クライアントセラピスト間の力動について詳述されていると述べたが、それらは「心理学概論」の教科書にあるような図表を用いての解説がされているわけではない。そのような知識や経験による下地が、読者側にある程度あるという前提で書かれている。つまりフロイトやユングという名前を聞いて彼らが誰でどのような理論(例;イド、自我、超自我、心理性的発達理論、元型、など)をどのような用語を用いて展開したのかを大まかにでもわからないと、この本を読み進めるにも膨大な時間がかかってしまうと考えられる。さらに言えば、ノードフ・ロビンズ音楽療法や分析的音楽療法、GIMや精神力動に基づいた音楽心理療法への学びの過程にある人が、転移と逆転移の力動に意識を向けるために読むべき専門書である。

              この本で取り扱われている三つのアプローチの一つに、日本の音楽療法士が最も馴染みがあると思われる、「歌」を取り巻く実践がある。しかし、この本の中でそれが扱われている分量には物足りなさを感じる。オースティンの技法について書かれた章は、それ自体は非常に示唆に富むものではあるが、歌唱というよりも即興をベースにしたものである。チュマッセイロの二つの章も歌を取り扱っているが、精神力動の文献の中で、どのように無意識または意識的に思い浮かぶ歌が解釈されてきたかというもので、臨床現場での適応については限定的である。また、モンテッロ(1998/2017)はトラウマを受けた個人とのワークを紹介した章で、歌を用いた実践についてわずかに紹介している。ノランはソングライティング(歌作り)の過程での逆転移に触れているが、歌に関する取り扱いはその程度にすぎず、全体のボリュームから考えると物足りなさを感じる。

              それではこの本は、即興やGIMを勉強、実践しているごく一部の人だけが読めば良い本であるかといわれると、そうとも限らない。特に、前述のルクールが指摘した通り、音楽療法士には療法の過程で逆転移というものがあり、それが療法のプロセスを汚染する可能性があるということを知るという意味では、定期的に読み返すと良い本である。この本に触れることは、音楽療法士自身の成長や自己管理の必要性、倫理的問題への啓発においても重要である。特に前述のブルシアによる章(「逆転移のサイン」、「逆転移を明らかにし、取り扱うための技法」)は単体で読んでも示唆に富むものである。

              最後に、この本を日本の音楽療法の知識体に送り出してくれた小宮氏には深い尊敬と感謝を表したい。読むことでさえ大変な本を一人で翻訳したのには大変なご苦労があったであろう。この本の翻訳には、精神力動と音楽療法の両方に造詣の深い小宮氏でなければ成し得なかったと考えられる。また、直接この本の編纂者のブルシアと交渉をし、自ら翻訳を行い、アマゾンのオンデマンド方式で出版したことは、利益に結びつきにくい専門書の扱いに消極的な日本の出版業界の現実と、音楽療法の学術的発展に、一石を投じる行為だったと思う。一人で作業されたということもあるのか、誤字脱字は散見されるのだが、これらについては読者である私からも指摘をして、次の版での改善に期待したい。欲を言えば、667ページからなる大作なので、持ち運びやすい電子書籍での出版も今後是非検討してもらいたいところである。いずれにしてもこの本が日本の音楽療法の幅をさらに広げることは間違いないであろう。

参考文献

アラン・タリー (1998/2017). 「ノードフ・ロビンズ音楽療法における転移と逆転移」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 198-257) NextPublishing Authors Press.

イーディス・ルクール (1998/2017). 「逆転移における審美性の役割:能動的 対 受動的な音楽療法の比較」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 173-197) NextPublishing Authors Press.

カーニー・アイゼンバーグ・グルゼダ (1998/2017). 「ガイデッド・イメジェリー・アンド・ミュージック(GIM)における転移構造」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 546-567) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 a). 「編者まえがき」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 19-24) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 b). 「逆転移のサイン」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 101-124) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 c). 「逆転移を明らかにし、取り扱うための技法」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 125-155) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 d). 「ガイデッド・イメジェリー・アンド・ミュージック(GIM)における転移の現れ」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 486-513) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 e). 「ガイデッド・イメジェリー・アンド・ミュージック(GIM)における意識のモード:ガイドするプロセスのセラピストの体験」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 579-621) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 f). 「クライエントのイメージの再イメージ化:ガイデッド・イメジェリー・アンド・ミュージック(GIM)における転移と逆転移を探求するためのひとつの技法」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 622-646) NextPublishing Authors Press.

ケネス・E・ブルシア (1998/2017 g). 「クライエントのイメージの再イメージ化:投影性同一視を探求するための技法」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 647-661) NextPublishing Authors Press.

コーラ・L・ディアス・デ・チュマセロ (1998/2017 a). 「無意識的に誘発される歌の想起:歴史的視点」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 401-436) NextPublishing Authors Press.

コーラ・L・ディアス・デ・チュマセロ (1998/2017 b). 「意識的に誘発される歌の想起:転移−逆転移との関連」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 437-462) NextPublishing Authors Press.

小宮暖 (2017). 「訳者まえがき」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 3-4) NextPublishing Authors Press.

ジョン・ペッリテッリ (1998/2017). 「ガイデッド・イメジェリー・アンド・ミュージック(GIM)における転移の自己分析」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 568-578) NextPublishing Authors Press.

スーザン・J・ハドリー (1998/2017). 「即興的音楽療法の二つの形式における転移の体験」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 300-343) NextPublishing Authors Press.

ダイアン・S・オースティン (1998/2017). 「こころが歌う時:個人の成人との即興的歌唱における転移と逆転移」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 377-400) NextPublishing Authors Press.

ドイツ音楽療法センター(n.d.) 「セラピスト養成講座」 https://www.gmtc-jp.com/ausbildung/ より取得

名古屋音楽大学(2016年6月28日)「ボニー式GIM実践家育成プログラム・レベル1を開催しました(6/23~27)」 http://www.meion.ac.jp/topi/ボニー式gim実践家育成プログラム・レベル1を開/ より取得

ベネディクト・B・スカイビュー (1998/2017). 「分析的音楽療法における音楽逆転移の役割」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 258-299) NextPublishing Authors Press.

ポール・ノラン (1998/2017). 「臨床的ソングライティングにおける逆転移」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 463-485) NextPublishing Authors Press.

リサ・サマー (1998/2017). 「ガイデッド・イメジェリー・アンド・ミュージック(GIM)における純粋な音楽転移」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 514-545) NextPublishing Authors Press.

ルイーズ・モンテッロ (1998/2017). 「トラウマを受けた個人との精神分析的音楽療法における関係性の問題」 ケネス・E・ブルシア編集 「音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって」(小宮暖訳 The dynamics of Music Psychotherapy)より (pp. 359-376) NextPublishing Authors Press.

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私と音楽心理療法について:音楽心理療法のシンポジウム開催に向けて

私と音楽心理療法について:音楽心理療法のシンポジウム開催に向けて

名古屋音楽大学 猪狩裕史

 このエッセイは、第18回日本音楽療法学会学術大会で開催される自主シンポジウム「日本における音楽心理療法の発展と可能性」の企画者として、私と音楽、そして音楽心理療法との関係を、個人史的回想を通して振り返りながら、何故このシンポジウムを企画するに至ったかを述べるものである。

私がもともと音楽療法士を志したのは、私自身が音楽に救われた体験をしたからである。特に10代の時に自分のアイデンティティを模索する過程での複雑な感情や孤独、人間関係構築の不器用さを体験する過程で、そういったテーマを扱った歌によく慰めを受けた。私にとっての歌の存在について、ブルシア [1998/2017]が音楽心理療法の視点から的確に述べている。ブルシアによると歌は;

人間が感情を探索する方法である。歌は私達が誰であるか、どう感じているかを表現し、私達を他者へと近づけ、私達が一人でいる時に相手をしてくれる。歌は私達の信念や価値を主張する。月日が経って、歌は私達の生活の証言となる。歌によって私たちは過去を追体験し、現在を探索し、未来の夢に声を与えることができる。歌は私達の喜びと悲しみの物語を編み、私達の内奥の秘密を明かし、私達の希望と絶望を、恐れと勝利を表現する。歌は音の日記であり、人生の物語であり、個人の発達史である(p. 35)

 自分にとって歌はまさにこのような存在であった。自分の惹かれる歌を聞き、それにより自分の感情や考え、信じる価値観、希望、絶望が明らかになった。誰にも言えない気持ちを歌が代弁してくれた。また好きな歌を歌うアーティストを共にする人と仲良くなれた。雑踏の中で孤独を感じる時も一人イヤホンで歌を聞いていた。歌は自分にとってとても大切な存在であった。それなので、お医者さんに救われた子供が医師を目指すように、私自身が人間の心模様を歌い、人の心に寄り添えるアーティストになりたいと思っていた。そして大学時代に音楽療法という言葉に触れて強い興味を持った。「音楽」と「療法」という言葉から、自分がアーティストとしてやろうとしていることと近いのではと思った。しかし学部での音楽療法の学習は、発達障害やアルツハイマー型認知症、統合失調症などの重篤な診断を受けた人を対象にした、ウィーラー( Wheeler, 1983)のいう支持的、活動志向の音楽療法が主であり、その中でやりがいを感じながらも「何か違うな」という違和感を同時に感じていた。

そんな中で強く惹かれたのはボニー式音楽とイメージ誘導法(以下ボニー式GIM)であった。自分の興味があった洞察的、心理過程志向の音楽療法、さらには分析的、カタルシス志向の音楽療法である。彼女の書いた本、「音楽と無意識の世界」 (1990/1997)を購入し、ボニー本人によるワークショップに参加したこともあった。しかしながら、このような洞察的、分析的ワークは、大学院レベルの教育と聞きがっかりしたことも強く覚えている。

それから約15年の月日が流れ、2011年の東日本大震災の被災をきっかけに、私は再び大学院へと留学をした。米国ヴァージニア州立ラッドフォード大学のジム・ボーリング先生のもとで、学部生時代からずっと学びたいと思っていた音楽心理療法を学んだ。人間主義、精神力動主義、行動主義、認知主義の四つの心理療法における視点を統合して音楽療法の中で用いるアプローチを修士論文のテーマとして取り組んだ。修士論文の臨床例としてトラウマのある大学生との即興のワークを行なったが、即興演奏を通し自己を表現し、自分の感情とつながり、共に即興することで強い絆が生まれ、自分の内的な課題を他者に打ち明ける勇気が持てるように変容していった過程を目の当たりにし、「ああ、これがまさに自分のやりたかったワークなのだ」ということを実感した。

また大学院では、ボニー式GIMと再会を果たし、レベル1のトレーニングを授業の一環として受けた。その後私はボニー式GIMの実践家(フェロー)になるためのトレーニングを続けた。レベル2のトレーニングを受けた時の演習体験を通して、自分の中の、小さいけど自分の人生を40年以上も支配してきたトラウマの根源にイメージ体験を通してたどり着き、和解し、克服することができた。教育分析という言語のみのアプローチによる精神療法も受けてきたものの、それではたどり着くことのできなかった問題を、ボニー式GIMを通して克服できたのである。この時に涙がずっと止まらずたくさんの涙を流したが、その時のトレーナーであるニッキー・コーヘン博士に「40年以上溜め込んできた涙をやっと流せたね」と言われた、忘れられない体験であった。

このように音楽は、心理療法に求められる「人の心をより良い状態に変容させるプロセス」に介在し大きな役割を果たすことができる。私はそれをセラピストとしても、クライエントとしても知っている。日本の音楽療法の領域において、これまで音楽心理療法に関する議論は活発だとは言えなかった。しかしながら2016年に名古屋音楽大学でボニー式GIMの実践家育成訓練 (2016)や、「精神分析的音楽療法セラピスト養成講座」 (ドイツ音楽療法センター, n.d.)が開催されたり、ブルシア (1998/2017)が編纂した「音楽心理療法の力動〜転移と逆転移をめぐって〜」が小宮暖氏により翻訳されたりするなど、音楽心理療法について議論する下地ができつつある。これが、私が第18回日本音楽療法学会学術大会において「日本における音楽心理療法の発展と可能性」という自主シンポジウムを企画する動機であった。音楽療法は、まだ多くの可能性を秘めており、その一つがこの音楽心理療法の領域である。そして音楽心理療法についての議論をいま始めることが、音楽心理療法の日本における発展に繋がると考えている。

 このシンポジウムでは、四つのアプローチを取り上げることなっている。一つは「『大切な音楽』を媒介とした語りと沈黙:受刑者への音楽ナラティヴアプローチ」と題して、松本佳久子氏に、主に大切な音楽、特に歌に関する話し合いを通したグループ音楽心理療法についての話をしてもらう。また「精神力動と音楽:分析的音楽療法の音楽家へのアプローチを通して」と題して分析的音楽療法士の小宮暖氏に、また「ノードフ・ロビンズ音楽療法:クリエイティブな自己を解放する音楽アプローチ」と題してノードフ・ロビンズ音楽療法士で名古屋音楽大学非常勤講師の長江朱夏氏に、それぞれの音楽中心的で即興的なアプローチについて話をしてもらう。さらに「日本でのボニー式GIMの有効性と予防医学への可能性」と題して、日本初のGIMフェローである小竹敦子氏に受容的アプローチであるボニー式GIMについて話をしてもらう。これら三つの技法(歌、即興、音楽とイメージ法)は、ブルシアも音楽心理療法に用いられる主要技法として上げているものである(1998/2017)。それらについて日本の環境で実践をしている四名から話を聞けるのは貴重な機会となるであろう。さらに指定討論者に、ドイツ音楽療法センターの代表で「もう一人の自分と出会う:音楽療法の本」の著者である内田博美氏、横浜カメリアホスピタルの医師である山之井千尋氏に迎えて議論を深める予定である。

 先に名古屋音楽大学におけるボニー式GIM実践家育成訓練について述べたが、その参加者から、「ああ、このようなこと(音楽の持つ療法的な力について)を学びたかった」という声を多くもらった。私も先日ボニー式GIMのレベル3モジュール1のトレーニングに参加したばかりだが、学べば学ぶほどこのアプローチでは音楽が効果的に人の心に働きかけていることがよくわかる。そしてその学びの過程は、小手先のテクニックを教えるのではなく、参加者自身がGIMを体験しながら内観することが前提として求められている。今後日本の音楽療法が心理療法の分野で根付き発展していく上で、このような音楽の、または音楽心理療法の個人的体験に基づいた影響が、領域への深い関わり(コミットメント)につながっていくと考えられる。そのような話を各シンポジストから聞けることにも期待したい。

 

参考文献

Wheeler, B. L. (1983). A Psychotherapeutic Classification of Therapy Practice: A Continuum Procedures. Music Therapy Perspectives, 1(2), 8-12.

ドイツ音楽療法センター. (n.d.). セラピスト養成講座. 参照先: ドイツ音楽療法センター: https://www.gmtc-jp.com/ausbildung/

ブルシア, K. E. (1998/2017).音楽心理療法への導入. 著: ブルシアE.K., 音楽心理療法の力動:転移と逆転移をめぐって(ページ: 26-41). NextPublishing Authors.

ボニーH, サヴァリーL. (1990/1997). 音楽と無意識の世界:新しい音楽の聴き方としてのGIM(音楽によるイメージ誘導法). (村井靖児, 村井満恵, 訳) 東京都: 音楽之友社.

名古屋音楽大学. (2016年6月28日). 「ボニー式GIM実践家育成プログラム・レベル1を開催しました(6/23~27)」. 参照先: 名古屋音楽大学: http://www.meion.ac.jp/topi/ボニー式gim実践家育成プログラム・レベル1を開/

 

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音楽療法関連の出版物

世界音楽療法の日おめでとうございます!

(画像は世界音楽療法連盟 World Federation of Music Therapyのフェイスブックサイトから拝借しました)

今日3月1日は世界音楽療法の日なので、私が携わる音楽療法関係のお知らせを、今日は一日通して行っていきたいと思います。

まずは私の出版物についてです。本当は毎年の始めに書いている「今年の目標」というのに「やります」と書こうと思っていたのですが、一月にインフルエンザにかかったせいでブログに書けずじまいで、既に終わってしまったのでこちらで紹介します。

どちらが先に出版されるかわかりませんが、二つとも既に原稿を提出しました。

一つはブルシアが編纂しバルセロナ出版社から発売されている The dynamics of music psychotherapy を小宮暖氏が翻訳した、「音楽心理療法の力動」の書評を書きました。何事もなければ将来的に日本音楽療法学会誌に載ると思います。

大作ですので読むだけでも大変でしたが、それをお一人で翻訳した小宮さんに敬意を評したいと思います。

 もう一つも書評です。こちらはブルシアの単著で、Notes on the practice of Guided Imagery and Music について書きました。こちらも何事もなければ、名古屋音楽大学研究紀要に載る予定です。 ちなみに、その中でも触れている昨年出版した論文のリンクはこちらです。

日本人GIMレベルIトレーニング受講者の前提、反応、姿勢:アンケート調査

Happy World Music Therapy Day!

良い世界音楽療法の日を!

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「音楽療法入門(第3版)」の翻訳

ようやく手にとって確認出来ました!今年最大のプロジェクトの一つ、「音楽療法入門(第3版)」の翻訳が形になりました。

Finally in my hand! One of the biggest projects of this year, publishing the translation of “An introduction to music therapy(3rd Ed)” has come true!

coverpict2m

第3版は、オリジナルの内容も更に充実していて、現在の音楽療法実践と研究の幅や深さの広がりが反映されている内容になっています。

In this edition, the contents have broaden and deepened to reflect the current music therapy practice and research.

この日本語訳は、3巻からなっており、現在ここで取り上げている二巻までが出版されています。そしてこれは出版社の一麦出版のサイトから購入することができます。下記のリンクからお入りください。

http://m.ichibaku.co.jp/cart/cart.cgi?pid=000012

This translation consists with three volumes and so far up to second volume has been published.  They can be purchased from the publisher’s web site.

http://m.ichibaku.co.jp/cart/cart.cgi?pid=000012

このプロジェクトに参加できたことを光栄に思います。またこのプロジェクトにお誘いくださった監訳者の栗林先生、そして栗林先生との絆を強めてくださった廣川先生に感謝です。

I am honored to be a part of the translation team, and am thankful for the chief editor, Dr. Kuribayashi, to give me the opportunity to be a part of the team. I am also thankful for Dr. Hirokawa to help me have a closer bond with Dr. Kuribayashi.

 

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日常の音楽聴取における美的鳥肌体験に関する研究 (Listening Between the Notes: Aesthetic Chills in Everyday Music Listening by E. C. Nusbaum, et. al)

卒論を書いている学生と音楽聴取というキーワードで文献を探していたところ、なかなか面白い研究を見つけたのでご紹介。
When assisting a senior student’s final project, we found an interesting article by the search term music listening.

この研究は、音楽がもたらす美的「鳥肌」体験 (aesthetic chills) について検証するものです。この研究の特徴は、音楽という因子を実験室の中で単独のものとしてその効果を測定するのではなく、日常の中の音楽鑑賞中にどのように美的「鳥肌」体験を経験しているか、そしてその時の状況(誰かと一緒か一人か)、その時の感情(嬉しい、悲しい、不安)、自分で選んだ音楽か、そしてその音楽を聞き入っていたかどうかということまで検証している点である。
This study investigates the effect of music on people’s “aesthetic chills.” What is unique in this study is that, instead of segregating music as one variable within in the artificial lab, the researchers investigated the musical effect of aesthetic chills in a participants’ daily setting. Other variables they took into consideration were the context(with others or alone) and emotional states(happy, sad, worried), as well as the music (own selection or not), and listening behavior (listening closely or not).

想像できることと思いますが、この調査の結果、美的鳥肌体験が起こる時は、嬉しいまたは悲しいといった感情(不安の時はない)を感じている時に、自分で選んだ曲を、聞き入っている時に、この美的鳥肌体験を経験する傾向が著しくあったということです。
As you might expect, the result showed that it is significantly more likely that people experience the aesthetic chills when they are listening to their own selected music closely in certain emotional states (happy or sad, not worried).

私はこの研究が好きなのは、音楽というものを語る上で、文脈というものを考慮に入れているところです。
I like this study because the researchers take the context into considerations in investigating the effect of music.

よかったら読んでみてください。
Enjoy reading it further if you like.

Nusbaum, E. C., Silvia, P. J., Beaty, R. E., Burgin, C. J., Hodges, D. A., Kwapil, T. R. (2014) Listening between the notes: Aesthetic chills in everyday music listening. Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, Vol 8(1), (pp. 104-109).
doi: http://dx.doi.org.lib-proxy.radford.edu/10.1037/a0034867

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Interpreting “Defining music therapy (3rd edition)” #2 What’s new?「音楽療法を定義する(第三版)」を解説する〜その2 新しくなったもの

What’s new in this third edition?
この第3番で、何が新しくなったのでしょう?

Besides the little things such as a new cool cover image, there are two major changes from the previous editions. One is the addition of new chapter, which contains the analysis of various music therapy definitions by various theorists and organizations from all over the world. Another change is more procedural in composing the newly revised definition.
新しい表紙といった小さい変更がありますが、今回の改訂版では大きく二つの新しい変更がありました。一つは、世界中の様々な理論家や団体による音楽療法の定義の分析がされている章が加えられたことです。もう一つは、今回の新しい定義を作り上げる作業上の変更でした。

cover image of DMT

In the process of recreating the new music therapy definition in this edition, Bruscia invited two groups of music therapy scholars, one is called deconstruction party and the other is called reconstruction party.
この改訂版で新たな音楽療法の定義を再構築する過程で、ブルシアは音楽療法の学者を招いて、二つのグループに分けて意見を聴取しました。一つ目は「解体集団」でもう一つは「再建集団」と名付けました。

For the deconstruction parry, Bruscia invited scholars who provided feedback and critique to his definition in the second edition. They are Brian Abrams, Brynjulf Stige, Susan Hadley, Randi Rolvsjord, Dorit Amir, Jane Edwards, Carolyn Kenny, Even Ruud, Rudy Garred, Jennifer Adrienne, Kenneth Aigen, and Henk Smeijsters for deconstruction party.
ブルシアは、この解体集団に、第2版の音楽療法の定義に対する意見や批評をしたことのある学者を招きました。そこには、Brian Abrams, スティーゲ*(Brynjulf Stige *英語発音だとスティーガだそうです), Susan Hadley, Randi Rolvsjord, Dorit Amir, Jane Edwards, ケニー(Carolyn Kenny), ルード(Even Ruud), Rudy Garred, Jennifer Adrienne, エイギン(Kenneth Aigen), や Henk Smeijstersが名を連ねています。

For the reconstruction party, Bruscia invited scholars who know him and his work very well and understand difficulty of coming up with the balanced music therapy definition. They are Brian Abrams, Denise Grocke, Michael Zanders, James Hiller, Susan Gardstrom, Lillian Eyre, Joy Allen, Joke Bradt, and Michelle Hintz.
また再建集団には、ブルシアや彼の働きについてよく知っている学者、そしてバランスのとれた定義を提供する難しさをよく理解している人を招きました。そこにはBrian Abrams, Denise Grocke, Michael Zanders, James Hiller, Susan Gardstrom, Lillian Eyre, Joy Allen, Joke Bradt, や Michelle Hintzが名を連ねています。

By incorporating various music therapy definitions from all over the world, as well as inviting scholars to gather the inputs towards reconstructing the new definition, Bruscia attempted to come up with the definition which capture the wide variety of theory and practice in music therapy in this edition.
世界の音楽療法の定義を加えること、また新たな定義を再構築する上で様々な学者からの意見を求めることにより、ブルシアは多様な音楽療法の理論や実践を捉えた定義をこの改訂版で作ろうとしたようです。

In my next blog, I will talk about how Bruscia analyzed the various music therapy definitions from all over the world in the newly added chapter.
次回のブログでは、新たに加えられた章においてどのようにブルシアが世界中の音楽療法の定義を分析したかについて解説します。

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Interpreting “Defining music therapy (3rd edition)” #1「音楽療法を定義する(第三版)」を解説する〜その1

This book “Defining music therapy” by Dr. Kenneth Bruscia has been quite influential in my professional development.

このケネス・ブルシア博士によって書かれた「音楽療法を定義する」は、私の音楽療法士としての成長に多大な影響を及ぼしました。

Because this book was not used in my undergraduate music therapy course, I was first exposed to the Japanese translation of this book.

私が通った音楽療法の学士課程では、この本が使われなかったので、この本に初めて触れたのは日本語版のものでした。

The second edition of this book seemed to me like a map to navigate around the “vast ocean” of the music therapy world.

日本語版が出版されているこの本の第ニ版「音楽療法を定義する」は、私にとって音楽療法という広大な海を見渡すことのできる、地図の様な存在になりました。

It especially helped me to conceptualize what it means “to promote client’s health”, with the discussion of pathogenic and salutegenic orientation.

特に私にとっては、クライアントの「健康を支援する」という意味を概念化する上で非常に役に立ちました。特に病因論的志向性と健康因論的志向性における議論は有益なものでした。

I don’t think I would have been able to be in the teaching position of music therapy without this book. This book is that influential to me.

この本がなければ、 今の様に音楽療法を教えるという立場にはつけなかったと思います。この本はそれ程自分には影響のあるものでした。

Now the third edition of “Defining Music Therapy” is out. This is going to be Dr. Bruscia’s final work for this book, according to him.

そしてこの度、この「音楽療法を定義する」の第三版(現在英語版のみ)が出版されました。ブルシア博士は、これが彼にとってこの本の最後の改編になると言っています。

Because this book is built around the proposed working definition of music therapy, it may be difficult for someone who doesn’t have the previous knowledge in music therapy. It is because this book does not provide specific clinical examples to illustrate his points. Dr. Bruscia also acknowledges the nature of the book.

この本は、提案されている音楽療法の作業上の定義を基に構成されている為、音楽療法についての事前知識が無い人には難しいかもしれないです。この本は、彼の要点を説明する為の臨床例を提示していないからです。ブルシア博士自身もこの点については認めています。

So I would like to provide interpretations on this book, little by little, in this blog.

ですので、少しずつですが、このブログでこの本について解説していきたいと思っています。

I hope it would help those who are studying music therapy, especially in Japan, to comprehend the vast ocean of music therapy.

特に日本で音楽療法を学んでいる方々に、音楽療法という広大な海を捉えるのに役立てば幸いです。

Yuji Igari
猪狩裕史

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『臨床が変わる!イラストでわかる 目からウロコの音楽活動』

三輪書店から新書、『臨床が変わる!イラストでわかる 目からウロコの音楽活動』が届きました!

イラストが多く、初めて音楽療法や関連領域に触れる方にも入り易い本です。

入門的内容ですが、様々な領域を網羅していて、従来の対象領域における音楽療法からコミュニティ音楽療法や音楽療法におけるパラダイムについて言及していて充実しています。

川崎医療福祉大学の田中順子先生による編著で、日本でも最先端の理論家が各章を担当しています。

ここが入り口になり、音楽療法の世界を深めて欲しいですね。

臨床が変わる!イラストでわかる 目からウロコの音楽活動

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